看護師国家試験を解いてみた~Part7 消化器系 高齢者のせん妄 胆のう炎

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どうも~たかのです。

今回は第109回看護師国家試験、状況設定問題を解いていきます。

内容は消化器系で保存的治療を行っているという高齢患者の設定です。

消化器疾患ってすごい身近ですよね。お腹が痛いとか下痢がでたとかよく見かけるものなので臨床現場の考え方を知ってもらいたいです。

では解いていきます。

問題

Aさん(81歳、男性)は妻(73歳)と2人暮らし。自宅でのADLは自立し、認知機能に障害はない。

Aさんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆嚢炎と診断され、その日のうちに入院した。Aさんのバイタルサインは、体温37.3度、呼吸数22回/分、脈拍90/分、血圧136/84mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。

問1 Aさんの病室環境で適切なのはどれか

Aさんの病識環境で適切なのはどれか

1.座った時に膝関節が90度になる高さにベッドを調整する。

2.点滴スタンドをベッドに固定する。

3.ポータブルトイレを設置する。

4.離床センサーを設置する。

問1 解説

この問題をみる限りでは食欲不振と不快感、微熱が主訴ですけどバイタルサインが崩れてショックバイタルにはなっていないですね。このことから特に歩行したときのふらつきやめまいなどがなければ歩行してもいいです。ですが持続点滴もするので安全に歩いてトイレに行くことができるように配慮することが必要です。

なので点滴スタンドをベッドに固定すると歩けなくなるので違いますよね。見方を変えると行動に対する身体拘束ですね。

次にポータブルトイレを使用するということは対策としてはいいかもしれませんが歩けるのにポータブルトイレは置かないので違いますね。

離床センサーはふらつきや立位が不安定な場合、起き上がるという刺激でなるセンサーです。こちらの問いかけを守らずに一人で起き上がる場合にはいるかもしれませんが今の状況では不要です。

では最後に膝関節が90度になるように環境調整するのは端座位を安定させたり、立位を取りやすくさせる効果があります。このことから答えは1だと思います。

問2 Aさんの状態で最も考えられるのはどれか

入院後2日、妻がAさんについて「入院してから良く寝ています。時々ここが病院だと分からないようです。話しかけても気づかず、天井を眺めていることもあるし、しゃべり続けることもあります」と看護師に訴えた。Aさんのバイタルサインは、体温36.9度、呼吸数20回/分、脈拍88/分、血圧144/80

Aさんの状態で最も考えられるものはどれか

1.鬱病

2.せん妄

3.ナルコレプシー

4.急性ストレス反応

問2 解説

ここのポイントは入院2日目ということ、場所がわからない=見当識障害がある。話しかけても気づかず天井を眺めているということかと思います。

うつ病の場合は見当識障害はでません。抑うつ気分にはなりますが、、、

ナルコレプシーは睡眠しすぎる状態なのでよく寝ているという訴えから可能性はあります。しかし、どのぐらい寝てる?話していると急に眠気がでたりしてる?という具体的な症状がないので違うと思います。

急性ストレス症候群は文字通り強いストレスを与えれた状態なので災害などによるストレス状態です。確かに入院生活はストレスかと思うけど災害に被災したようなストレス状態ならやばいですね。

私なら入院2日目で見当識障害を起こしているのでせん妄と判断します。

問3 退院時のAさんへの指導で適切なのはどれか

入院3週、Aさんは症状が改善し、退院することになった。Aさんは「退院したら孫たちと温泉旅行をして、美味しいものをたくさん食べることが楽しみです。何か気を付けることはありあすか」と看護師に話した。

退院時のAさんへの指導で適切なのはどれか

1.「上腹部の痛みがあったら受診してください」

2.「食事内容の制限はありません」

3.「運動は控えてください」

4.「入浴しないでください。」

問3 解説

これは微妙です。なぜ微妙なのか説明します。

胆のう炎というと胆のうが大きくなって右上腹部の痛みが出てくる兆候があります。なので痛みが出てきたら受診するよう説明することは要りますね。(右上腹部を押さえると丸っこいものが触れることがあります。これをMurphy兆候といいます。)

臨床現場では特に糖尿病や心疾患などないなら食事内容の制限はないんですよね。胆のうは胆汁を濃縮させる器官なので制限する必要はないですね。

もちろん運動や入浴を控える必要はないですね。

これらのことを踏まえて私が選ぶのは1ですね。理由は保存加療で治ったけど原因がわからないので再発する可能性があります。

解答

問1 1

問2 2

問3 1

全問正解でした。迷う内容でしたけど、しっかり考えると解ける問題ですね

まとめ

今回は胆のう炎の看護について解説してみました。

胆のう炎って消化器でもよく見る疾患なので皆さんに知っててもらいたいですね。それと併せてせん妄も知ってもらいたいです。

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このブログでは臨床現場に働く看護師の考え方をさまざまな職種のかたに知ってもらうためにいろいろな国家試験を解いていきます。

では今回もありがとうございました!

たかの@認定看護師ブロガー

名前 たかの
年齢 35歳
職業 看護師
専門 脳神経外科 神経内科
資格 
摂食嚥下障害看護認定看護師
特定看護師在宅ケアモデル修了
認定看護管理者研修ファースト修了

28歳で転職して認定看護師へ
認定看護師を目指すコツや方法、キャリアアップ、看護学生に向けた国家試験の考えかた解き方のポイントなどをアップしていきます。もし聞きたいことなどあれば問い合わせからご連絡をお願いします!

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