
特定行為研修を受講すると格段にアセスメント能力があがるね

そうだね、でも特定行為研修修了したあとのことってたかのさんはどう思う?

私は認定看護師を目指したらいいなと思ってるよ。
今回は特定行為研修修了者が認定看護師を目指した
ほうがいい理由を説明するね!
こんにちは!たかのです。
ここ最近の看護業界の話題として特定行為研修がありますよね。特定行為がどんなものかはリンクを参照して下さい。認定看護師のなりかたからキャリアアップまでまとめました!
特定行為研修を学ぶメリットっていくつかあり私が考えるメリットは
・医師の考え方をしることができる
・フィジカルアセスメントに強くなる
・医療安全から医療倫理まで幅広い分野を学ぶことができる
ということを学ぶことが大きなメリットだと思います。ではそこからなぜ私が特定行為研修終了後に認定看護師を目指すべきか理由を5つ書いていきます。

特定行為研修修了者が認定看護師を目指したほうが良い理由5選
今回は私が考える特定行為研修修了者が認定看護師を目指したほうがよい理由5つにまとめて紹介します。
・特定行為修了者は患者の全体像を見るスキルが上がっているから
特定行為研修では医師の診断方法の考え方を学びます。医師の診断方法は一つの形になっています。
主訴:外来または受診した症状
現病歴:どのような経過を辿って受診に至ったか
既往歴:入院される前から診断されている病気
薬歴:どんな薬を飲んでいるのか
アレルギー歴:薬、食品などなど
生活歴: 喫煙歴 飲酒歴 職歴 渡航歴
家族歴:家族間での病気
身体所見:フィジカルアセスメント 痛みがある場合にはLQQTSFA(あとに書いています)に準じて情報収集します。
レビューオブシステム:問診などで情報をさらに収集すること
アセスメント:情報を統合して病気を疑う
治療計画:疑う疾患の検査を行い診断して治療計画を立案する
という流れです。
この流れを知ることでもれなく情報収集ができるようになります。この情報収集の方法は看護師にも行いやすいものなので参考にしてみてください。

私こんなに情報収集できないよ。どうしたらいいの?

入院時の医師の診療録はこれにのっとって書かれているよ
参考にしてみてね
このように体系的に情報収集するためには解剖生理から疾患理解、画像診断や血液データの見方を知ることが必要で特定行為研修ではこれらすべて行います。
このように学んだからこそ臨床能力が上がっている看護師がさらに専門的な知識を持つことでさまざまなことに対して疑問が湧くようになります。

こんな看護ケアでいいの?
これって文献と違うよね?なんで?
などなどです。
このような疑問を解決するための行動を筋道立てて考えることができるようになるのは非常にメリットだと思います。
・患者が感じている苦痛を早期発見して対処できるから
なぜ患者の感じている苦痛を早期発見できるようになるかというと先に書いた医師の情報収集方法を知っているからです。

急に何か患者がおかしい!!
と発見した時に情報収集を行い急性疾患なのかどうか判断して医師へ報告
なにをするのかまで先読みできるのは強いですよね。
また痛みについては先にLQQTSFAという流れで情報収集を行います。

LQQTSFAってなに??
LQQTSFAは痛みをアセスメントするための頭文字をとったものです
L:部位 どの部位?
Q:性状 どんな痛みなのか?ずきずき?ずーん?
Q:程度 Numeritical Rating Scal(NSR)Face Scal(FS)などを使います。
T:時間 6Tと言われます。
(Onset:発症時間 How it started:発症様式(急性or緩徐?) Duration:持続時間 Frequency:頻度 Seuence:経過 Experience:経験
S:状況 どんな状況で痛みがでるのか?動いたとき?咳をしたとき?生理の時?
F:寛解、増悪要因 どんなことをすると痛みが弱まるのか
A:随伴症状 痛みの他にどんな症状がある?
このように情報収集を行うことで
本当に医師へ報告するべきなのか?それとも鎮痛剤を使うだけでいいのか判断できるようになります。
このようにタイムリーに対処ができるようになるのは強みですね!
特にこの疼痛に関しては緩和ケアを目指す人には必須の知識だと思います。
・院内にある医療チームと連携しやすくなるから
認定看護師の役割として他職種連携が重要と言われています。
認定看護師教育課程と特定行為研修の大きな違いは医師以外の考えを知ることができるかできないかです。
特定行為研修は特定行為を行うことができるのかどうか判断するために医師の考え方、臨床推論を学びます。
しかし、コメディカルとの連携についてはほとんど講義されません。
認定看護師教育課程では疾患以外にも薬剤、栄養、検査データなどコメディカルと協働するための研修を行います。
なので認定看護師を取得することで医師だけでなく他職種と連携を取りやすくなることでより院内の専門チーム(ICT、緩和、NSTなど)を連携できるようになります。

他職種と連携するのは大事!!お互いの職種のことを知りましょう!
・認定看護師になると看護師としての活動の幅が広がるから
認定看護師になるとジェネラリストではなくエキスパートと言われるようになります。
私の特定行為研修修了者の印象ですが

I am Super generalist!!
ジェネラリストよりももう一歩医師側に踏み込んだスーパージェネラリスト!の印象です。
先にも書きましたが特定行為研修は医師が診断するための方法を学んでいきます。
このことから看護師よりも医師側に一歩進んだ看護師です。
私の場合、特定行為は現場で患者相手に行うことと特定行為研修生に対して実習指導を行っています。しかし、院内でのみしか今のところ活動してません。
しかし、認定看護師になるとその施設全体、他施設などから勉強会の依頼が来ます。
他にも有料の勉強会(よく聞く日総研など)を依頼されたり、雑誌などを書いてみませんか?という依頼も来るようになります。(もちろん認定看護師としての活動を行うことが条件ですが・・・・)
このような機会を得やすくなるのが特徴です。
・特定行為研修修了するよりもキャリアアップを望めるから
特定行為研修は施設にもよりますが、最短3年以上経験を積むことで受講できます。
このため特定行為研修は比較的受けやすいものですが、認定看護師になるには5年以上の臨床経験や認定看護師教育過程で研修してさらに認定審査に受かる必要があります。
そこまで研修で専門的な学習をしたからこそ、教育や実践に力を入れるために専従というかたちになることもあります。
さらに認定看護師のB過程を選択すると特定行為もついてくるので私は特定行為研修を受講するのではなく、認定看護師教育過程をオススメします。認定看護師教育課程でB課程を選ぶべき理由5選~特定行為研修のメリットも教えます~

専従になるには
一歩ずつ自分の足で!!
番外編
これは私が経験したことですが、認定看護師になることで条件のよい施設からスカウトされることがあります。
もちろん施設の規模はまちまちですが私が聞いたところは全て労働条件が良かったです!

自分自身を評価してくれる人が必ずいます
まとめ
今回は特定行為研修を修了した人が認定看護師を目指したほうがよい理由を書いてみました。
スーパージェネラリストになるか
エキスパートになるのか
皆さんの自由です。
もし認定看護師にも興味があるなら是非チャレンジしてみて欲しいです。
認定看護師になるために私がしたこともリンクに張っておくので参考にして下さい。認定看護師のなりかたからその後のキャリアアップ
今日が1番若い日です。
皆さんが認定看護師を目指すなら今からいつなるのか逆算して考えて行動しましょう!
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